海外に住む人なら理解してもらえるだろう、手に入る日本語の本はとにかく何でも読んでみる、という経験。自分の好みとは関係なく読み散らした本について書き散らす備忘録的ブログ。パリ在住なのでフランス語の本も多数。
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吉本ばなな「ひな菊の人生」
評価:
吉本 ばなな
幻冬舎
¥ 480
(2006-04)

 ここに読んだ後の感想を書くのを怠っているのは、数ヶ月前に読んだ本たちを、私が好きだったからかもしれない、という言い訳を思いついた。なぜなら毎回星5つつけてるなあ、と気づいたから。好きだと思える小説を読んだあとはもうそれで自分の中で完結してしまって、別にどこかに何かを記録する気分にならない。

というわけで私は吉本ばななの文章が好きなので星5つ。究極的なことを言えば、私にとっては彼女の小説の中で誰がどうしたとかそういうことは大して重要ではない。なぜなら彼女の書く文章とそれらの言葉が生み出す世界観が好きすぎて、いろんなことまで気が回らない。

こんなことを書いてしまうともう感想が書けないという気持ちもわかっていただけると思う。

一つだけ気になったのは、「ハードボイルド/ハードラック」でもそうだったが、奈良美智の挿絵があること。奈良美智の絵は嫌いではないが、私の中で吉本ばななの作品で主人公である女性たちは、社会という大きな河の流れにいながらも、すっくと静かに立っている大人の女性の象徴なので、申し訳ないが奈良美智の残虐さが見え隠れする子供のような人物が描かれた作品とはどうしても合わない。どのようにこの組み合わせが生まれたのかが全然理解できないけれど、まあ世の中には奈良美智の絵のような人物を吉本ばななを読みながら思い浮かべている読者もいるのかもしれない。そんな人たちとこの組み合わせについて話してみたい。


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