海外に住む人なら理解してもらえるだろう、手に入る日本語の本はとにかく何でも読んでみる、という経験。自分の好みとは関係なく読み散らした本について書き散らす備忘録的ブログ。パリ在住なのでフランス語の本も多数。
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Tom Rob Smith/トム・ロブ スミス 「Child 44/チャイルド44」
評価:
Tom Rob Smith
Grand Central Publishing
¥ 501
(2009-04-01)

 デビュー作にして世界的大ヒットとなった作品。映画化ももう決定してるらしい。

ほーそういうことは今知った。
8月のバカンス最後の一週間はスペインのコスタ ブラバで過ごしたので、やけに本が必要だった。でも何故かアホな私は小説を一冊も持ってこず、集中しないと読めない難しい本しか持ってきてなかったので、ビーチで読む本がなーい!それは困る。だってここではウチのベランダで本を読むか、プール脇で本を読むか、ビーチで本が読むか、それしか一日中やることがないのだから。というわけで、もう既に何週間もここにいる義母と義姉の本を物色。というか「本がないー!」と叫んだら、二人が「もうすごいいいのがあるから!!これを読んで、かな!!」とほぼ無理矢理押し付けてきた。そんなわけでほぼ毎時間ごとに、「かな、今どこ読んでんの!?」と感想を言い合いたくて仕方のない二人に挟まれながら、「いやー、それが泳ぐのに忙しくてあまりすすんでないんですよー。ってか怖いし、この話!太陽の下で読むのあわんし!」などと言いながら、なんとかすり抜けつつも、もうそんなこと言ってられない、ビーチとかプールとか途中からもう本当にどうでもよくなってしまうくらい、夢中で読んだ。

ちなみに次に海に行く時はトム ロブ スミスさんの本は絶対に持って行きません。本当に合いません。このチャイルド44はスターリン下のソビエト連邦が舞台。極寒の世界で繰り広げられる話なのに、こっちは筋肉ムキムキのスペイン男やプリップリのおっぱいをさらけ出すスペイン女に周りを囲まれてるわけだからなかなか集中できません。というかその極寒飢餓世界に入り込めない、、、。

そんなこんなで大変でしたが、本当に面白かった。私はフランス語で読んだので、原語や日本語バージョンではどうかわからないけれど、はっきり言って、そんな「文学!」と呼ぶ類いのものではなく、結構シリアスでしっかりしてるエンターテイメント物なので、別にどの言語で読むべきかということは全く問題ではないでしょう。

できればなんの前知識もなく読んでほしいので、これを読もうと思ってる人はできるだけ何の情報もなく手に取っていただきたい。絶対に裏切られないと思う。そしてただのエンターテイメントなだけで終わるのではなく、それなりに当時の閉じられたソ連の状況などへの関心を増すきっかけになるかもしれない小説。おすすめ。
| 23:20 | イギリス | comments(0) | trackbacks(0) |
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