海外に住む人なら理解してもらえるだろう、手に入る日本語の本はとにかく何でも読んでみる、という経験。自分の好みとは関係なく読み散らした本について書き散らす備忘録的ブログ。パリ在住なのでフランス語の本も多数。
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Michel Houellebecq/ミシェル ウエルベック 「La Possibilité d'une île/ある島の可能性」
評価:
ミシェル ウエルベック
角川書店
¥ 2,520
(2007-03)

 私が最初に読んだミシェル ウエルベック。この本を読んで、面白かったからどんどん他の作品も図書館で借りたり買ったりして読んでます。

ウエルベックの本をいくつか読んで思うのは、ーというか全ての本なんてそんなものなのかもしれないけれどー、ぐいぐいするする読める部分と、うーんここいる?と思うような部分がある。でもそれはきっと私の教養や読解力、思考が足りてないからだとも思う。特にウエルベックに関しては、そんな二つの部分(おもしろいとおもしろくないの分け方じゃなくて、二つの観点や時代からの構成)の分け方がはっきりしているから余計に、「もっと教養と知識と読解力がほしいわ」と強く思う。そしたらきっともっと面白いんだろうと思う。

「La Possibilité d'une île/ある島の可能性」の内容はというと、うーん。SFとか新興宗教とかセックスとか。なんかこう書くと「どんな本やねん!」となるかもしれないけれど、本当にそう。そして深い。読んでいて、ウエルベックは思いっきり究極的なモノの突き詰め方や書き方をするけれど、「ほんまにそうやなあ。ほんまにそうやわ。」と納得する。それはよくある洗脳的な、本を読んでいる一瞬の間だけの感覚ではなくて、なにか私の世の中に対する考え方を一生少し変えてしまうような影響力がある。とてもシニックで、でもそれが今の世の現実だわ、というような。


| 10:13 | フランス | comments(0) | trackbacks(0) |
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