海外に住む人なら理解してもらえるだろう、手に入る日本語の本はとにかく何でも読んでみる、という経験。自分の好みとは関係なく読み散らした本について書き散らす備忘録的ブログ。パリ在住なのでフランス語の本も多数。
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Georges Simenon/ジョルジュ シムノン「le Chat/猫」
評価:
Georges Simenon
Presses de La Cite
---
(2007-06)

評価:
ジョルジュ・シムノン
東京創元社
¥ 693
(1985-01)

 またシムノン。これは推理小説でもミステリーでもないけど、なんだかこわい夫婦のお話。
猫好きな私は、もちろんこのタイトルに惹かれて読んだ。でも猫のことはキーワード的なものだけで、猫の話というわけではありません。

特におもしろかったかどうか、と問われるとそうでもなかったけど、なんか読み進んでしまう魅力がこの本にはあった。まだ数冊しか読んでいないけれど、シムノンの描く妻たちはいつもこわい。「fantômes du chapelier」でもこの本でもなんか空恐ろしい。私がいままで読んだシムノンは常に男性の視点から描かれているものだからかもしれないけど、「妻」というのがいつも得体の知れないもののように描かれている。メグレの奥さんは結構かわいらしい人という印象やけど、メグレ自身は、老夫婦特有の阿吽の呼吸でわかりあえてるけど、なんか本当は妻のこと読めてない気がする、というように思ってると感じたことがあった。

男の人にとって、専業主婦ってきっとものすごく得体の知れないつかみどころのない存在なんやろうなって思う。
| 13:50 | フランス | comments(0) | trackbacks(0) |
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