海外に住む人なら理解してもらえるだろう、手に入る日本語の本はとにかく何でも読んでみる、という経験。自分の好みとは関係なく読み散らした本について書き散らす備忘録的ブログ。パリ在住なのでフランス語の本も多数。
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ダン ブラウン 「天使と悪魔」
評価:
ダン・ブラウン
角川書店
¥ 620
(2006-06-08)

評価:
ダン・ブラウン
角川書店
¥ 620
(2006-06-08)

評価:
ダン・ブラウン
角川書店
¥ 620
(2006-06-08)

 リヨンの友達から借りてきた。何年か前に同じ友達がダン ブラウンの「ダヴィンチコード」をくれて、すごく面白く読んだのを覚えている。

やっぱりそうなるとうろ覚えながら「ダヴィンチコード」を読んだときのことを思い出す。この「天使と悪魔」のほうが「ダヴィンチコード」よりも以前に書かれたらしい。どちらも、なにさんやったかな、ラングドンやったかな、そうあの、映画でトム ハンクスが演じたあの同じ教授のお話。この「天使と悪魔」を読んでいて驚いたのが、ラングドン教授がスーパーマンみたいにどうやっても死なへんところ。「ダヴィンチコード」のときはそんな驚きなかったように覚えているし、もっと淡々と情報を集めて事件を解決していったような気がするので、「え?そういうキャラやったっけ?」と驚いた。そしてそれがありえへんくらい死なへんもんやから読み手としてはかなり困った。もうこら絶対死なへんな、とわかるのでハラハラドキドキが途中から減ってしまって残念。

「ダヴィンチコード」が世界的に売れて大人気やったときに思ったのは、「この本って美術史の知識とかなくても楽しめるのかな?」ということだった。「ダヴィンチコード」の舞台はパリとたしかイギリスやったと記憶しているんやけど、パリのほうは知識もあるしダヴィンチの作品に関する知識もあるので、建築や絵画の話になっても「ふむふむ、あれな。」とついていけるけど、イギリスのほうに舞台が移ると頭に風景などが入っていないので、どうしてもリアル感が減る。今回の「天使と悪魔」を読んでいて、10年以上前に一度しか行ったことのローマなのに、ものすごくちゃんと覚えていたし、もちろんベルニーニの作品に関してもある程度の知識はあるので困らなかったし、楽しめた。でもパリやローマに観光でしか来たことがなくてルネッサンス、美術史、図像学に関する知識もない世の中の大半に人にとってはどうなんやろうかと今でもよくわからない。
それとは逆に、ひとつひとつの「発見」が30秒ごとくらいの頻度でものすごくおおげさに書かれているので、「ええ!そんなことそれ見つけたときにわかってると思ってたのに、まだやったんや!」とラングドンさんの遅さにびっくりさせられたり。

どちらにしてもなんだかんだツッコミいれたりしながら、読み物として私は楽しく読める類いの本です。そしてやっぱりダン ブラウンの調査には脱帽する。奥さんが美術史家らしいので、美術史研究家たちの世界を知ってるわけで、こういう読み物的なものをものすごいスケールで書くのってある意味すごく勇気のいることだと思うので、そのへんも偉いなあと思います。プラスベストセラーにしてしまうってのがすごい。

でもなぜか4つにならない星3つ。



| 17:53 | アメリカ | comments(0) | trackbacks(0) |
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